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インストール時の注意まとめ

  • WindowsはHomeまたは32bitになっていないか(非対応)
  • ログインは「管理者」権限にしておく
  • 「管理者」のアカウント名は半角英数のみにしておく
  • Windowsアップデートを最新にしておく
  • Windowsアップデートをしない(ネット接続を切っておく)
  • アンチウイルスソフトは一時的に停止しておく
  • (ライセンスUSBキーは付けない)

※新しいパソコンに変更する場合は、旧パソコンからデータを移行してください。C:\Alphacam\[LICOMDAT][LICAMDIR]フォルダ等

以上の作業を行った後、インストールを開始してください。




ライセンス持ち出し機能

-前提-

●ネットワークライセンスにてALPHACAMを購入済みの場合使用できる。
※ネットワークライセンスとは、サーバ側でキーを認証し、購入したライセンス数に応じて同時起動を承認するオプション機能の事。

-機能-

ライセンスの持ち出しを可能にする。(ネットワーク接続外へ)
持ち出す時は日数を定める。(※持ち出し日数は、1~14日まで設定可能)
日数を過ぎた場合は自動で返却される。手動で返却も可能。
持ち出したライセンスは、インターネット非接続でも使用できる。
持ち出したライセンスは、通常の機能を有する。(データの保存も可)

-ライセンスの持出手順-

●2018R1以降…スタートメニューよりライセンスマネージャーを起動させます。
●2017R2以前…スクリーン右下のタスクバーから右クリックでライセンスマネージャを起動させます。
Mochidashi1 Mochidashi2
アクティブなサーバーを選択し、上部メニューの[サーバー] → [設定したライセンスの持ち出し]をクリックします。[はい]をクリックします。
Mochidashi3Mochidashi4
持ち出し日数を指定して[持ち出し]をクリックします。
(※持ち出し日数は、1~14日まで設定可能)
Mochidashi5
成功すると「ライセンスは正常に持ち出されました」と表示されるので、[OK]をクリックします。[閉じる]をクリックします。

Mochidashi6
持ち出し済みにライセンス数が表示されます。
[持ち出し]を選択すると画面下部の[合計]に持ち出したライセンス数が表示されます。

ライセンスの持ち出し設定は以上です。

-ライセンスの返却手順-
持ち出したライセンスは期限が過ぎると自動的に返却されますが、手動にて返却することも可能です。Mochidashi7
元のネットワークに接続した状態で、ライセンスマネージャの[サーバー]から[持ち出したライセンスの返却]をクリックします。[はい]をクリックすれば返却は完了です。

※スタンドアロンからネットワークへ変更した場合、[持ち出したライセンスの返却]が表示されない事があります。その場合は、[ライセンスの取り消し]よりスタンドアロンライセンスを削除してください。

以上です。




インストールのログファイル

インストール時に原因の特定できないエラーが発生した場合、以下のファイルを
ご送付いただくことがあります。

フォルダ名
C:\Users\ログインユーザー名\AppData\Local\Temp

ファイル名
Setup LogYYYY-MM-DD #***.txt

※AppData\… 以降は、通常隠しファイルとなっているため表示されません。チェックを入れて表示できるようにしてください。
隠しファイル表示




画面下部の視線変更ボタンのあるバーがなくなる

【現象】
画面下部の視線変更ボタンのあるバーがなくなる
画面下部のバーがなくなった状態
【対策】
以下の[AlphaCAM]フォルダを別名にする。

【2019R1以前】
C:\Users\ログインユーザー名\AppData\Local\LicomSystems\AlphaCAM
または
C:\ユーザー\ログインユーザー名\AppData\Local\LicomSystems\AlphaCAM
【2020.1以降】
C:\ユーザー\ログインユーザー名\AppData\Local\Hexagon\AlphaCAM

※AppData\… 以降は、通常隠しファイルとなっているため表示されません。チェックを入れて表示できるようにしてください。
隠しファイル表示
例:AlphaCAM → AlphaCAM2 に変更

再起動すると[AlphaCAM]フォルダが自動作成されます。
画面表示が元に戻っていることを確認します。

しばらく運用して問題なければ別名にしたフォルダ[AlphaCAM2]を削除します。




.ai(イラストレーター)の読込み

.aiファイルを読み込む場合には、Illustrator側で下記の設定をしておいてください。

  1. アートボード(描画範囲)を広げて、オブジェクトが全て収まるようにする。
  2. 図形・文字は全てアウトライン化しておく。
  3. 出力設定で「PDF互換ファイルを作成」にチェックを入れておく。
  4. .aiのファイル名を英数半角と記号のみにする。
  5. ファイル保存を1~2古いバージョンで出力しておく。

Illustrator-ai_export

上記で読み込めない場合は、下記ページの.eps出力をお試しください。
https://alphacam.jp/archives/40




.eps(イラストレーター)の読込み

※alphacam2015R1バージョンでは、不具合が発生します。その他のバージョンをご使用ください。(無い場合は弊社にご連絡ください。)

※alphacam2016R2以降より.aiファイルを直接読込みできるようになりましたが、保守契約を解除すると使用できなくなるので注意が必要です。(下記の方法では保守継続なしでも使用可能です。)

 

イラストレーターの出力設定

※図形・文字は全てアウトライン化しておいてください。
(アウトライン化されていないものが混じっていると読込みできない場合があります。)

【ファイル】→【別名で保存】から、ファイルの種類を”Illustrator 8 EPS”を選択し保存ボタンを押します。(読込みに失敗する場合は、”Illustrator CS EPS”にて保存してください)
オプションウィンドウが開きますので、プレビューを【形式:なし】に設定し、オプションのチェックも全てはずします。

OKボタンを押して保存します。

EPSオプション

 

Alphacamの入力設定

【作図支援】→【アドイン】から【Postscript入力】にチェックが入っているか確認してください。

アドインチェック

【ファイル】→【CADデータ入力】から“Postscript”を選択してください。

Postscript入力

図形がalphacamに読み込まれます。
(図形が二重線になる場合は、EPSファイルの線をなしに設定してみてください。)

 

倍率の修正方法

2016R2より入力の際、ミリかインチを選択できるようになりました。
これにより倍率の修正は必要なくなりました。


EPSからalphacamに読み込んだ場合、倍率が拡大されて表示されます。(2.834645倍)
修正するには、【編集】→【移動、複写など】→【スケーリング】にて
縮尺度【1/2.834645】(0.35277786)と入力します。

図形が縮小されます。

もう一つの修正方法は、ストレッチを使った修正方法です。(こちらの方が正確に作成できます。)
読込んだ図形に【作図】→【特殊形状】→【包括矩形線】を使い、基準となる四角形を作成します。

次に最終形状となる大きさの四角形を、原点を揃えて作図しておきます。

stretch_1
↑左下が原点(0)

【編集】→【移動、複写など】→【ストレッチ】を使い、星形と包括矩形線(大きい四角形)を選択します。
上図のように点線とアンカーが表示された状態で、右上のアンカーをクリックします。

すると新しい位置を聞いてきますので、スナップ機能を使い小さな四角形の右上を選択します。
星形と四角形が縮小されます。(重なった四角形は削除します。)

※角をクリックすると新しい位置(座標点)を聞いてきますので、X,Yを指定することでも拡大・縮小できます。

完成です。




「Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable」インストールエラー

「Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable」がインストールできていない場合、[3D加工]コマンド(等高線荒加工、走査線等…)で工具経路が作成できなくなる可能性があります。
IMG_2125

【現象発生の原因】
アカウント名に2バイトの文字(日本語、環境依存文字等)が含まれる。

【対処方法】

●OSがWindows7の場合・・・半角英字のみのアカウント(Administrator権限あり)を別に作成し、そのアカウントでログインしてAlphacamをインストールし直すことで解消される。

●OSがWindows10の場合、アカウント名の変更はできるが表面上だけなのか、変更しただけではインストールに失敗する。
マイクロソフトアカウントを使用して半角英字のみの別名のアカウントを作成するか、リカバリーで初期状態に戻してアカウントの登録からやり直すと解消される。

 

※「Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable」はMicrosoftのホームページから再配布版のインストーラーをダウンロードできますが、このアカウント名の状態が対処されないままインストールを行っても、同じようにエラーとなりインストールに失敗します。

 




再(上書き)インストール時の注意点

上書きインストールしようとすると、アンインストールを先にするようメッセージがでることがあります。

アンインストールをすると失敗してしまい、結局なにもできないことがまれに起こります。このような場合、レジストリエディッタで該当項目を削除します。

削除する項目は
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall
または
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall
の下にありますが、
{79143CE7-49BA-404A-B8C3-9A99FD4A0D3B}}_is1
のように暗号のような名前がついています。

[Alphacam]
で検索して、どの名前に含まれているか確認します。

※レジストリを操作するため、必ず前もってライコムに連絡してください。
 Tel: 076-439-0666




文字化けの修正(Windows10)

  1. コントロールパネル > 時計、言語、および地域 > 日付、時刻、または数値の形式の変更 を選択。
  2. 「形式」タブ > 「形式」を「Windowsの表示言語と一致させます(推奨)」に設定。
  3. 「場所」タブ > 「主な使用場所」を”日本”に設定。
  4. 「管理」タブ > 「Unicode対応でないブログラムの現在の言語」 > 「システムロケールの変更」 > 「適用]をクリック。
  5. 「日本語」に変更し、「OK」を押す。
  6. パソコンを再起動する。



サーバコード取得

※alphacamのUSBキーを挿した状態で、下記の手順を行ってください。

デスクトップ画面右下のClient License Server(CLS)アイコンを右クリックして、ライセンスマネージャを起動させます。

ロックコード取得01

サーバコードの欄に記載されている24桁の数字がサーバコードになります。
(コピーをしてメール等で弊社までお知らせください。support@licom.co.jp)

ServerCode_1

上記にサーバーコードが表示されない場合は、下図のチェックの入った【スタンドアロン】または【サーバー名】を右クリックして、【ライセンスのインストール】を選択してください。

ServerCode_2

サーバコードの欄に記載されている24桁の数字がサーバコードになります。

ServerCode_3

 

また以下の手順でもサーバーコードを確認できます。
alphacam本体を起動>ファイル>ヘルプ
画面右側の中段に表示されています。
servercode_help

以上になります。