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起動時にNCSIMULのエラーが発生する

ALPHACAM起動時に、NCSIMULのエラー画面が表示される場合があります。

対処方法は下記手順となります。

1.下記リンクのZIPファイルをダウンロードし、解凍します。
https://alphacam.jp/wp-content/uploads/2024/05/NCSIMUL-FIX.zip

2.フォルダ内の[NCSIMUL_File_Missing_Fix_Non_Version_Specific.ps1]ファイルを右クリックし、[PowerShellで実行]を選択します。

PowerShellの画面は、上にスクロールしないと文字が見えないことがあります。

Aを入力し、エンターキーを押します。

以上でエラーが発生しなくなります。




保存ファイルのサイズがゼロになる

ネットワークドライブに保存するとき、ALPHACAMファイルのサイズが0バイトになり、内容が失われる現象が発生する場合があります。

対処方法は下記となります。
リボンバー|ホーム|環境設定|一般設定|ファイルオプション|を開きます。

[ALPHACAMファイルを開いたときロックする]のチェックをオフにします。

【注意事項】
このチェックをオフにすると、他のユーザからも同じALPHACAMファイルを開くことができるようになります。使用者Aと使用者Bがそれぞれ別のコンピュータから同時に同じファイルを開き、修正を行ったとします。使用者Aが先に保存し、使用者Bが後で保存すると、使用者Bのデータだけが残り、使用者Aが行った修正は失われます。(最後に保存したデータだけが残ります。)




ノコ加工 ネスティング(垂直+傾斜)

材料(20mm)の上面を[Z20]、下面を[Z0]として設定しています。

地平面にシート形状(材料)を作図する。

加工する部材のパーツ形状を用意する。
※シート形状から離して配置してください。

パーツ形状にノコギリ加工の工程(パス)を作成する。
※この時、丸ノコがシート形状に重なるとエラーが発生します。

直径300mmの丸ノコでの加工を前提として設定していきます。
[リボンバー|加工|ノコギリ加工]を以下のように設定します。
素材上面を[20]、最終深さ[0]として設定します。
他、通常の設定をしておきます。(傾斜ノコもOK)

続いて[リボンバー|ネスティング|新規ネストリスト]を開きます。

ネスティング|ネストリスト|設定|一般|より
[Vero ネスティング]、[工具経路と含まれる形状]、[シート底面][0]と設定します。

ネスティング|ネストリスト|設定|オプション|より
[パス間の最小隙間]を[0]と設定します。

ネスティング|ネストリスト|設定|拡張オプション|より
[ノコギリ切断最適化]にチェックを入れておきます。

[OK]で設定を完了します。

[画面からシートを追加]から材料の形状を選択します。

[ネスト]をクリックし、計算を開始します。

ネスティング最適化が完了し、無駄のないノコ切断のパスが出来ました。




ライセンスファイル認証方法

ライセンスファイル認証方法のページは下記に移動しました。
https://alphacam.jp/activation




新PCへのデータ移管について

Alphacamを新しいパソコンへインストールし、環境データを移管する際は、下記のフォルダを保存してください。

Cドライブ > Alphacam >[LICOMDAT][LICOMDIR]
(上記にて表示されない場合は、Cドライブを[ LICOM ]にて検索してください。)

通常は[LICOMDAT]に工具・ポストのファイル、[LICOMDIR]にカスタマイズ等のファイルが保存されています。

※新しいパソコンのALPHACAMフォルダへコピーする際は、ポスト及び工具ファイル等、必要なもののみ上書きしてください。まとめて [LICOMDAT]と[LICOMDIR]を上書きすると不具合が発生する可能性があります。

※古いPCから新しいPCへコピーする場合、C:\ALPHACAM\LICOMDIR\VBMacros\StartUp のフォルダにあるファイルをコピーしないでください。


問題が発生するのは32ビットのVBAマクロが64ビットのALPHACAMで動作するように修正されていない場合です。

backup_01

Alphacamファイル(.ard .amd .ald等)は、任意の場所に保存してあると思いますので、必要に応じてバックアップしてください。




macOS上のWindowsでの不具合

1.インストール中に不具合が表示されます。「エラーを無視して続行」を選択するとインストールが進行します。ただし、不完全な状態でのインストールとなります。

2.ALPHACAMを立ち上げたとき、3つのエラーが表示されます。ただし、画像の赤枠に表示されているファイルを全てSysMacroフォルダの外に移動させれば、このエラーは表示されなくなります。

3.工具経路が正しく表示されません。下図は等高線荒加工の工具経路ですが、一部のパスしか表示されていません。また、表示されている工具経路も途切れ途切れとなってしまいます。

下図は、Windowsパソコンでの正常な表示

その他にも様々な障害が確認されていますので、標準のWindows OS パソコンへのインストールを推奨いたします。パソコン必要・推奨スペックは下記リンクをご参照ください。https://alphacam.jp/pc




Windows11でUSBキーが認識されない

Windows11のセキュリティエラーで、USBキーが認識されない現象が起こる事があります。

対応策としては、Windowsセキュリティ|デバイスセキュリティ からコア分離設定内の「メモリの整合性」をオフにすると認識されるようになります。




スマートアプリコントロールでのインストールエラー(Windows11)

Windows11でのインストールの際に、下記画像のエラーが発生することがあります。

スマートアプリコントロールでのインストールエラーを回避するには以下の設定をしてください。

設定|プライバシーとセキュリティー|Windowsセキュリティ|Windowsセキュリティを開く|アプリとブラウザーコントロール|スマートアプリコントロールの設定|オフ、にチェックを入れる。

この機能はクリーンインストールされたデバイスでなければオンになりません(Windows11からの機能)。一度オフにするとWindowsを再インストールしない限り、再びオンにはできません。




Windows11でのインストールエラー

Windows11にてALPHACAMをインストールする際に、下記画像のエラーが出る時があります。

対処方法は、.NET Framework3.5をインストールする事です。

下記手順に沿ってインストールを行ってください。

[設定]→[アプリ]→[オプション機能]→[Windowsのその他機能]→[.NET Framework 3.5(.NET2.0および3.0を含む)]にチェックを入れる。→[OK]を押すとインストールされます。




USBキードライバーの再インストール

Alphacamが起動しない場合は、USBキードライバーの再インストールをお試しください。(AlphaCUTも同様です。)

1.AlphacamのライセンスUSBキーがパソコンに差さっているかどうかを確認してください。

2.デスクトップ右下のCLSアイコン(黄色の鍵)を右クリックし、
【ライセンスマネージャ】→【ヘルプ】→【CLSライセンスについて】を選択します。
3.上図のように80か100から始まるコードが出ているかを確認します。表示されていない場合はドライバを再インストールする必要があります。

4.再インストールする前にログインが管理者権限になっているかを確認してください。そうでない場合は、パソコンのローカル管理者権限にてログインし直してください。

5.Alphacamを終了させ、USBキーを抜いてください。
CLSを終了させてください。(アイコンを右クリックし、【閉じる】→【いいえ】をクリックしてください。)

6.Sentinelキーの場合は、まずドライバをアンインストールします。※重要
プログラムの一覧を表示させ、『Sentinel System Driver Installer 7.-.-』をアンインストールします。『Sentinel Protection Installer 7.-.-』もあれば、こちらもアンインストールします。

HASPキー、DESキーの場合はドライバのインストール自体がされていないことがありますので、下記の手順にてインストールを行ってください。

7.パソコンを再起動します。
(※ローカル管理者権限にてログインし直してください。)

8.ドライバを再インストールします。
インストールDVDをセットし、下記アドレスのインストーラーにてインストールしてください。

●Sentinelキーは下記のドライバをインストールします。
https://licom.co.jp/download/Sentinel.zip

●HASPキーは下記のドライバをインストールしてください。
https://licom.co.jp/download/HASP.zip

9.USBキーをパソコンに差してください。

10.CLSアイコン(黄色の鍵)を右クリックし、
【ライセンスマネージャ】→【ヘルプ】→【CLSライセンスについて】を選択し、80か100から始まるコードが出ているか確認します。

11.Alphacamが起動するかどうかを確認してください。

上記の手順にても起動できない場合は、弊社技術部までお問い合わせください。
076-439-0666 / support@licom.co.jp

以上