マウスの十字線が残像として残る

作図や寸法コマンドを使った際の十字線が、画面上に残ってしまう場合は下記対応で解決できる場合があります。(Windows 11の場合)

デスクトップ上で右クリックし、[ディスプレイ設定]をクリックします。

ウインドウ中段の[グラフィック]をクリックします。

[デスクトップアプリの追加]をクリックします。

Windows(C:)|Program Files|Hexagon|ALPHACAM 20XX|Acam.exe を追加します。(必要なバージョン全てを追加してください。)

[ALPHACAM]が追加されたことを確認します。

ALPHACAMを起動して、十字線が残らないことを確認してください。




ソリッドファイルの読み込みに失敗する

【現象】
「変換に失敗しました」とエラー表示され、ソリッドファイルの読み込みができない。

【確認事項】
コントロールパネルの[プログラムと機能]に、使用バージョンのSolidLinkが登録されているかを確認します。

【登録されていない場合】
使用バージョンのunins000.exeを起動し、アンインストールを行います。
C:\Program Files\Common Files\Hexagon\SolidLink 20xx.x\unins000.exe

使用バージョンのSolidLinkを再インストールします。
インストーラーは下記フォルダにあります。
インストールUSB:\ALPHACAM\SolidLink

再インストールが完了したら、ソリッドファイルの読込みを試してください。正常に読み込まれるようになっているはずです。




USBキードライバーの再インストール

Alphacamが起動しない場合は、USBキードライバーの再インストールをお試しください。(AlphaCUTも同様です。)

1.AlphacamのライセンスUSBキーがパソコンに差さっているかどうかを確認してください。

2.デスクトップ右下のCLSアイコン(黄色の鍵)を右クリックし、
【ライセンスマネージャ】→【ヘルプ】→【CLSライセンスについて】を選択します。
3.上図のように80か100から始まるコードが出ているかを確認します。表示されていない場合はドライバを再インストールする必要があります。

4.再インストールする前にログインが管理者権限になっているかを確認してください。そうでない場合は、パソコンのローカル管理者権限にてログインし直してください。

5.Alphacamを終了させ、USBキーを抜いてください。
CLSを終了させてください。(アイコンを右クリックし、【閉じる】→【いいえ】をクリックしてください。)

6.Sentinelキーの場合は、まずドライバをアンインストールします。※重要
プログラムの一覧を表示させ、『Sentinel System Driver Installer 7.-.-』をアンインストールします。『Sentinel Protection Installer 7.-.-』もあれば、こちらもアンインストールします。

HASPキー、DESキーの場合はドライバのインストール自体がされていないことがありますので、下記の手順にてインストールを行ってください。

7.パソコンを再起動します。
(※ローカル管理者権限にてログインし直してください。)

8.ドライバを再インストールします。
インストールDVDをセットし、下記アドレスのインストーラーにてインストールしてください。

●Sentinelキーは下記のドライバをインストールします。
https://licom.co.jp/download/Sentinel.zip

●インストールUSB内では、下記の場所にドライバがあります。
ALPHACAM\Utilities\Licensing\Driver for Computer ID Key\Sentinel System Driver Installer 7.6.0.exe

●HASPキーは下記のドライバをインストールしてください。
https://licom.co.jp/download/HASP.zip

9.USBキーをパソコンに差してください。

10.CLSアイコン(黄色の鍵)を右クリックし、
【ライセンスマネージャ】→【ヘルプ】→【CLSライセンスについて】を選択し、80か100から始まるコードが出ているか確認します。

11.Alphacamが起動するかどうかを確認してください。

上記の手順にても起動できない場合は、弊社技術部までお問い合わせください。
076-439-0666 / support@licom.co.jp

以上




セキュリティソフトが原因で2025ver.以降で起動できない

セキュリティソフトが原因でALPHACAMが起動できない場合があります。その際は、下記フォルダおよびファイル・拡張子を監視対象除外の設定にしてください。

【フォルダ】
C:\ALPHACAM
C:\Program Files\Hexagon
C:\Program Files\Common Files\Hexagon
C:\Program Files (x86)\Common Files\Hexagon
C:\ProgramData\Hexagon
C:\ProgramData\Vero Software
C:\Users\[User Account Name]\AppData\Local\Alphacam
C:\Users\[User Account Name]\AppData\Local\Hexagon

上記フォルダへの除外設定で解消しない場合は、下記フォルダも設定してください。
C:\Program Files\NVIDIA Corporation
C:\Program Files (x86)\NVIDIA Corporation
C:\ProgramData\NVIDIA
C:\ProgramData\NVIDIA Corporation
C:\temp
C:\Windows\Temp
C:\Users\[User Account Name]\AppData\Local\Temp

【ファイル】
C:\Program Files\Hexagon\ALPHACAM 2025¥Acam.exe

【拡張子】
*.EVT
*.EVTX
*.LOG
*.OST
*.PST




[スプラインを形状に変換]のエラー対応

[スプラインを形状に変換]を使用した際に、形状が変わってしまうエラーが起こる場合があります。下図の例では、〇で囲ったM字型の箇所が、直線に変わっています。

このエラーを修正する方法は、下記となります。

リボンバー|作図|スプライン|スプライン逆行 にてスプラインの切削方向を逆方向にします。(スプライン曲線の矢印が反転したのを確認してください。)

その後、再度[スプラインを形状に変換]を使用します。

〇で囲ったM字型の箇所が、そのままの形で形状に変換されています。

以上となります。




次のクラスは登録されていません。次のCLSIDオブジェクトを参照してください。

Microsoft 365(旧:Office)のアンインストール後、ALPHACAMが起動できない事があります。(FM20.DLLが参照できないというエラー内容)

このエラーが出た場合は、ライコムシステムズ(株)までご連絡ください


【以下は対応メモ】

①VBE6EXT.OLBのエラーは添付ファイル2つの実行でレジストリを書き換えれば解消します。解消しない場合はレジストリから規定ポストを参照できないファイルに変更します。コンピューター¥HKEY_CURRENT_USER¥SOFTWARE¥Hexagon¥ALPHACAM¥AlphaCAM ¥Default.ARP
‘VBE6EXT.OLB’を読み込めません。 – ALPHACAM 日本公式サイト

②Microsoft 365(旧:Office)アンインストールにより、VBで使用しているFM20.DLLの参照先を変更する必要があります。FM20.DLL自体がPCに存在しない場合は、C:¥Windows¥System32に以下の3ファイルをコピー

[FM20.DLL][FM20ENU.DLL][FM20JPN.DLL]

続けてコマンドプロンプトから以下のコマンドを実行

REGSVR32 ¥U ¥S C:¥windows¥system32¥fm20.dll
REGSVR32 C:¥windows¥system32¥fm20.dll

以上となります。




‘VBE6EXT.OLB’を読み込めません。

Microsoft 365(旧:Office)のアンインストール後、VBのロードに失敗(VBE6EXT.OLB エラー)して、ALPHACAMが起動できない事があります。

このエラーが出た場合は、ライコムシステムズ(株)までご連絡ください。


【以下は対応メモ】

1.エクスプローラで VBE6EXT.OLB を検索します。

2.VBE6.zipファイルをダウンロード・解凍し、VBE6.regファイルの内容をテキストエディターなどで修正します。修正箇所は、以下の行を実際のファイル名にします。

@=”C:¥¥Program Files¥¥Microsoft Office¥¥Root¥¥VFS¥¥ProgramFilesCommonX86¥¥Microsoft Shared¥¥VBA¥¥VBA6¥¥VBE6EXT.OLB”
(フォルダ名の区切りは”¥”が二つ必要です)

3.レジストリエディターを管理者として実行します。

4.[インポート]から編集後のVBE6.regファイルを読み込みます。

5.以下のメッセージが表示されると成功です。

以上となります。




ポストのライセンスが見つかりません

ネットワーク対応ライセンスのALPHACAM起動時に、
[ポストのライセンスが見つかりません]というエラーが出る事があります。

これは下記の設定をすることで、表示されなくなります。

ライセンスマネージャを起動します。
(Windowsの検索窓から探すことができます。)

[ネットワークライセンスの設定]を開きます。

右側の項目から[Multi-Post]を選択します。
中央の[予約済み]をクリックします。

左側の項目に[Multi-Post]が移動し、[予約済み]となります。

[OK]を押し画面を閉じます。

これで[ポストのライセンスが見つかりません]というエラーは出なくなります。




エラー状態 0xc0e90002

ALPHACAMを起動すると、下記ポップアップ画面のエラーが出て起動に失敗する場合があります。以下の対応で起動できるようになります。

[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのアプリ]を選択します。
[Windows セキュリティ]をクリックします。
[ホーム]にある[アプリとブラウザー コントロール]を選択します。
[スマートアプリコントロールの設定]画面に移動し、一番下にある[オフ]を選択します。

以上でエラーは解消します。




Command line option syntax error. Type Command /? for Help.

Windowsにログオンしているユーザー名(アカウント)に日本語が含まれている場合、ALPHACAMインストール時に 以下のエラーが表示されます。(表示されない場合もあります。)

OKを押すとそのままインストールが完了し、ALPHACAMは起動できますが、3D加工の工程作成・編集時にエラーが発生します。

ユーザー名(アカウント)を英数字(半角)のみに変更した後、ALPHACAMを再インストールする事で問題は解決します。


もしくは、ユーザーを切り替えずにWindowsユーザーの環境変数を変更してALPHACAMを再インストールすることで解決できます。

【環境変数の変更方法】

環境変数を再インストールする場合は、一時的にCドライブ直下にフォルダを作成してください。フォルダ名は半角英数字のみの任意な名前でOKです。(仮に[WORK]としておきます。)

[コントロールパネル]→[システム]→[システムの詳細設定]から環境変数を変更します。(または、[コントロールパネル]→[システムとセキュリティ]→[システム])

【Windows10の画面】

【Windows11の画面】

ユーザー環境変数[TMP]の値を作成しておいたフォルダに変更します。変数[TEMP]と[TMP]がありますが、[TMP]のみを変更します。また、システム環境変数は変更しません。

上図の[TMP]の[値]は、[%USERPROFILE%\AppData\Local\Temp]となっていますが、実際には[USERPROFILE]は[ユーザー名]となっています。(値に[ユーザー名]を入れると自動的に[USERPROFILE]に変換されます。)

この後、ALPHACAMを再インストールして完了です。
(※ダミーのフォルダ[WORK]は削除・リネーム等をしないでください。)