NCSIMULのエラーが起動時に発生する1

ALPHACAM起動時に、NCSIMULのエラー画面が表示される場合があります。(※エラー画面が表示されない場合もあります。)

対処方法は下記手順となります。

1.下記リンクのZIPファイルをダウンロードし、解凍します。
https://alphacam.jp/wp-content/uploads/2024/05/NCSIMUL-FIX.zip

2.フォルダ内の[NCSIMUL_File_Missing_Fix_Non_Version_Specific.ps1]ファイルを右クリックし、[PowerShellで実行]を選択します。

PowerShellの画面は、上にスクロールしないと文字が見えないことがあります。

Windows10の場合 : 「A」を入力し、Enterキーで実行。
Windows11の場合 : 「R」を入力し、Enterキーで実行。

以上でエラーが発生しなくなります。


PowerShell のスクリプトが実行できない場合の対処方法

※表示中の[C:\Users\user>]の[user]の部分にはログインアカウント名が入ります。※表示中では、実行ファイルは全て[C:\Users\アカウント名]フォルダ内の直下に置いてある前提で記述しています。

PowerShell でスクリプトを書いて実行したとき、以下のエラーが表示されてスクリプトが実行できない場合があります。

【エラーの原因】
Windows の初期設定では PowerShell のスクリプトの実行が実行ポリシーによって許可されていないことが原因です。次のコマンドを実行することで PowerShell のスクリプトの実行ポリシーについて確認できます。

C:\Users\user> Get-ExecutionPolicy
Restricted

初期設定でRestricted の実行ポリシーとなっていることがあります。このポリシーでは全てのスクリプトの実行が制限されています。実行ポリシーとして以下の種類があります。

実行ポリシー 署名あり 署名なし/
ローカル
署名なし/
非ローカル
説明
Restricted x x x すべてのスクリプトの実行を制限 (初期設定)
AllSigned o x x 署名のあるスクリプトのみ実行可能
RemoteSigned o o x ローカル上のスクリプトと非ローカル上の署名のあるスクリプトのみ実行可能
Unrestricted o o すべてのスクリプトが実行可能だが非ローカル上のスクリプトは実行時に許可が必要
Bypass o o o すべてのスクリプトが実行可能

【対処方法】
Set-ExecutionPolicy による -Scope Process を使用する(現在のPowerShellのみ有効)。実行ポリシーをScopeオプションにより現在のPowerShellウィンドウ内に留めて変更します。
変更するポリシーは「Unrestricted」「Bypass」のいずれかであれば、スクリプトを実行できるようになりますので、状況により選択して下さい。

C:\Users\user> Set-ExecutionPolicy Unrestricted -Scope Process

実行後は、ポリシーの変更について許可を与えるために、
Windows10の場合 : 「A」を入力し、Enterキーで実行。
Windows11の場合 : 「R」を入力し、Enterキーで実行。

C:\Users\user> .\NCSIMUL_File_Missing_Fix_Non_Version_Specific.ps1

これで目的のスクリプトが実行できます。




NCSIMULのエラーが起動時に発生する2

【現象】
ALPGHACAM起動時に「コマンドラインを実行しています」のメッセージあたりでウィンドウがクラッシュして、起動ができない。(※エラー画面は出ていない)


この場合、どこでクラッシュしているかの目星をつけるために下記のファイルを確認します。
C:\Users[ユーザーアカウント名]\AppData\Local\Hexagon\ALPHACAM\Alphacam 202*.*.log
(※「*」の部分には該当するバージョンの数字が入ります)

テキストエディタで開き、末尾を確認すると実行しようとしているファイル[DLL]や[VBA]ファイルが確認できます。
仮に[LoadAddIn~]が出る前のライセンス情報の所で止まっていた場合、[LoadAddIn~]の一番最初にくるファイルが[LoadAddIn AddIn=acamncsimul.dll;Type=64bitDLL]
となるため、[acamncsimul.dll]が問題となっているだろうと目星が付けられます。

そこで、
[C:\Program Files\Hexagon\ALPHACAM 202*\Add-Ins\AcamNCSimul]のフォルダを一時的にデスクトップにでも移動し、ALPHACAMの起動を試します。このDLLがなくなることでエラーは出ますが、起動できるようになります。

ここまで確認出来たら、下記ページを実行します。
https://alphacam.jp/archives/1630
その後、[AcamNCSimul]フォルダを元の場所に戻せば問題が解決します。


【補足】

①ロードしようとして、ロード前の何かが原因でクラッシュしている
⇒[LoadAddIn~]が記述されない。

②ロード中の何かが原因でクラッシュしている
⇒[LoadAddIn~]が記述される。

上記2パターンがあるため、[LoadAddIn~]の記述されていないファイルと、記述されていた場合は末尾から数ファイルはクラッシュの原因である可能性があります。

ですので、末尾から一つずつ対象ファイルを外してみて、どこで解消されるかを調べる必要があります。




工具経路計算に失敗しました

3D加工時において下記画面が表示され、工具経路が作成できない場合があります。

その場合は下記を確認後、修正をしてください。

Windowsアカウント(ユーザー名)に、日本語などの2バイト文字、㈱や①などの機種依存文字があるとエラーが発生します。Windowsアカウント(ユーザー名)をアルファベット半角と半角数字のみに変更してください。




USBキー(ドングル)の切替方法

1.切替えをしたいUSBキー(ドングル)をパソコンに差します。

2.[サーバー]>[スタンドアロンの検索]を実行します。

3.右側のリストから、USBキー(ドングル)に合致するロックコードを選択し、[アクティブなサーバーを変更]を実行します。

※ウインドウ下部に[複数サーバーコード]と表示されている場合は、USBキー(ドングル)に適合するサーバーコードへ変更してください。

4.[ライセンスのインストール]を実行します。

5.ロックコードに適合したサーバーコードを入力して、ライセンスのインストールを行います。
●[ライセンスファイルを要求]…インターネットから自動でダウンロードします。
●[ライセンスファイルを使用]…ライセンスファイルを選択します。
[次へ]を押していき、画面を進めます。

ライセンスのインストールが完了すると上記画面が表示されます。